【クリーンルーム:設備管理の方向け】
クリーンルーム用空調機など重要装置の稼動状態を管理し、
そのデータを利用して予防保全(品質監視)を行いたいお客様
このようなお客様におすすめです!
弊社のクリーンルームで導入されている
空調機のベアリングが故障してしまいました。
しかも誰もその故障に気づかずに数ヶ月間もの間
放置されていたものだから大問題になってしまったんです。
今回、空調機4台のうち、1台が故障したんだけれど、
その間に出荷した製品の品質は問題なく大事には至らなかったんです。
ただ、設備が古いためまた同様の故障が起きる可能性もあり、
クリーンルームの空調機は製品品質にダイレクトに影響を与えるため、
監視を強化が求められているんです。
でも、クリーンルームに後からわざわざ通信線を引っ張ると、
お金がかかるし、かといって920MHz帯の特定小電力無線でやった場合、
近くに防火扉があるので、無線電波が届くかどうかが心配なんです。
長距離飛ぶと評判のLoRa無線ではこのようなシステム構築は不可能でしょうか?
クリーンルーム用空調機の動力回路にアナログ信号を出力する
クランプCT(ユー・アール・ディー製)を後付しLoRa無線で
事務所まで無線送信するシステムを提案しました。
このシステムはクランプCTで電流を検出(空調機の負荷電流)し、
遠隔でモニタリング、データ収集することが出来ます。
数値化した電流値を管理することで、他の空調機と比較し、
異常稼動(=過電流状態など)になっているかどうかをチェックすることで、
設備の予防保全(品質監視)を行う事が可能です。
また、パソコン上で警報上下限が設定できるので、警報表示が出ると、
空調機の異常が起きているかすぐに確認することができます。
ちなみにお客様の心配事だった通信確認を行った結果、扉を閉めた状態でも
LoRa無線では問題なく通信できました。