【工場:生産・保全管理部門向け】
・配線が古く、経年劣化による断線で困っているお客様
・既設配線が地下配線となっていて浸食による断線が心配なお客様
・断線した配線の距離が長距離で再工事に多額の費用がかかる
こんなお客様におすすめです!
最近になって現場ポンプ制御盤から事務所の警報盤への
異常信号が通知されないことがしばしば発生していました。
おかしいなと思い、配線を確認すると…配線がどこかで
断線していることが判明しました。
ポンプ盤の異常は放置しておくと大きなトラブルに
発展するため、すぐに気付く必要があり、
今までは事務所で異常発生がわかっていたので、
異常発生後すぐに対応ができていたのですが、
今は異常が発生しても現場のポンプ制御盤でしか
分かりません。
当初は有線配線を張りなおすことを検討したのですが、
ポンプ制御盤が地下ピットにあり、事務所まで200mほどあるため、
配線ルートが難しく、多大な工事費用の見積が出てきたんです。
また、地下ピットという位置と事務所までの間に
障害となる倉庫が1棟建っていることもあり、
無線機を使うことも断念せざるを得ませんでした。
接点1点の異常信号だけの為に大工事を行うことは
ナンセンスなので、長距離無線で接点1点だけ無線化できる
安価な無線機は無いのでしょうか?
LoRa無線機の接点無線伝送モードを提案しました。
ポンプ制御盤の異常信号を
LoRa無線機の接点1点モデル(HLR-C1)へ入力し、
LoRa無線で事務所へ送信、事務所にも同じ接点1点モデルを
設置し、出力接点を警報盤へ配線するだけなので
非常に容易にシステム構築ができました。
これにより、既設配線が断線していても
現場ポンプ制御盤の異常発生が事務所の警報盤で
通知可能になりました。
ただ、無線通信が事務所まで直接は届かなかったのですが、
無線中継器とルーフトップアンテナを使うことで
地下ピットからの遠く離れた事務所までの通信も
問題なく通信できるようになりました。