LoRa無線機は二つの脅威を想定し、それについての対策をしています。
①悪意のある第三者が、何らかの装置を使用して無線を傍受し、データを盗み取ること。
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データを電波として出力する前に、AES方式の暗号化をかけています。
このため、当社無線機の電波を傍受されたとしても、暗号化されているため、
簡単に元のデータに戻すことはできません。
暗号化及び元のデータに戻すためのキーコードは、非公開としており、
他社に公開していません。
また、無線通信データのフォーマットも非公開としているため、
仮に暗号解読されたとしても、何が何のデータを意味しているのか
知ることができなくなっております。
②悪意のある第三者が、対象となる企業が当社の無線機を使用していることを知り、
当社の無線機を使って、無線を傍受し、データを盗み取ること。
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当社の無線機器を初期値で利用された場合、悪意のある第三者が別途用意した当社の無線機により、データを盗み取られる可能性があります。
または、近隣で当社の無線機を初期値で使用されると、
意図しない誤受信または通信エラーの原因になることがあります。
この対策として自動採番される設定値(ネットワークキー4桁)を
追加し、この設定値が一致している機器同士が通信できるような仕組みをとっています。
ネットワークキーは、親機に設定した当社無線機または当社のIoTゲートウェイにて、
設置時にランダムな値を割り当てます。この値を控えておき、子機に設定します。
自動採番される設定値のため、別途当社の装置を用意しデータを盗み取ろうとしても、
ネットワークキーが分からないので、データを盗み取られることはありません。
または、意図せず近隣の当社無線機器と設定値が一致してしまい、
誤受信または通信エラーになることもありません。
今後、導入数が増加して来たとしても、この対策によりセキュリティー強化に繋がると考えています。